テナントリテンション
長期入居化を目指して様々な対策を実行していくことを
『テナントリテンション』といいます。
リテンションとは「保持」・「引き止める」ことを意味する言葉です。
一度入居してもらった入居者に長く住んでもらうための施策となります。
当たり前の事ですが入居者が長く住んでくれれば、空室の損失も入居募集
にかかる手間や費用も必要なくなります。
すぐに出来て効果あるテナントリテンションとは
1)管理の状態が良いか
建物・部屋の状態、クレーム対応
2)入居者の金銭的負担軽減
契約更新などオーナー負担にする
<物件の清潔感>
アパートをみにいくと汚れている、たまに汚い、の場合
毎月の清掃を入れていない→月1回でも清掃を入れてみる
<クレーム対応>
管理会社の対応がしっかりしているか
何度も問題になったり、不満に感じる場合は管理会社を
変える必要もあり
自主管理の場合はちゃんと入居者の対応をしているか
<設備、内装>
長期入居してもらうことが目的なので更新のタイミングで
現状設備の確認や設備の増強をしていく。入居長い場合で
クロス、襖、網戸などに傷みがあれば張替をしてあげる。
その他にも色々思いつきますよね。宅配ボックス付いてい
ない物件であれば設置してあげる、とか。
普段からしっかりと経営、管理されている大家さんにとっ
ては当たり前なことも沢山あるかと。
費用負担かかりますが施策により入居期間が延びた場合は
下記の効果が見込めます。
1)家賃ロスがない(退去しなければ当たり前ですね)
2)家賃下落がない(交渉なければ)
3)原状回復工事がかからない(先延ばしに)
4)募集費用がかからない(新たな負担)
原状回復工事期間やフリーレント付けたりすればすぐに
数ヶ月間空室になります。
家賃7万円の部屋が6ヶ月空室になれば42万円のロスです。
リフォーム費用も数十万円かかりますね。仲介料や広告費
もかかります。
それであれば先に費用付けて引き止め対策しましょう。
ということです。
対策してもどうしようもない退去はありますがしないこと
によるネガティブな退去は減らせます。少なくとも物件、
管理が原因での退去は減らせるかと。
長期空室による経営打撃をさけるためにも入居者に継続的
に契約してもらう事が目標です。
住み心地の良さがよければ長期入居にもつながります。
長期満室を目指して最小の負担で効果ありそうでやれる
ところから試してみてください。